軽井沢おもちゃ王国でおもちゃ三昧の旅

行程

[群馬・長野/軽井沢、北軽井沢] 軽井沢でおもちゃ&遊具三昧。2歳児が遊べるところがこんなにいっぱい、小さい子がいるなら楽しいよ。旧軽井沢は行けないかと思ったら行けました。
「軽井沢おもちゃ王国でおもちゃ三昧の旅」地図
2012-05-26
東京―軽井沢―北軽井沢
2012-05-27
北軽井沢
2012-05-28
北軽井沢―軽井沢―東京

旅行記

2012-05-26(1日目/土曜日)
軽井沢ショッピングプラザにて

軽井沢・プリンスショッピングプラザ。芝生を散歩
軽井沢・プリンスショッピングプラザ。芝生を散歩

晩春というのか初夏というのかほどよい気候のなか、軽井沢へ行ってきました。2泊3日、もうずーっとおもちゃ&遊具で子供遊ばせてる旅程という、んー、軽井沢である必要なくね?ってかこれは旅行なのか?という疑義もあるわけですが、軽井沢おもちゃ王国に行ってみよう、と言ったのは僕なので文句はないです。ゴールデンウィークに遠出してなかったのでどこか行きたいなと、子供が喜びそうなスポットがあることは前提にしつつ、いいところないかと探してて白羽の矢が立ったのが軽井沢。会社を1日休んでの土日月です。

ちょっと気に入らないことがあると大癇癪を起こすお年ごろの2歳6ヶ月娘ですが全体的には喜んでくれたんじゃないかと思います。子供連れにはオススメの旅先です。

初日は新幹線でお昼に軽井沢到着。新軽井沢エリア。駅南側に隣接してる「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」へ向かいました。芝生の広場を中心とした広い敷地に広がるアウトレットショッピングモールです。うどんとおやきで昼食、ショッピングはそんなに見て回ったわけじゃないです、思いのほか寒かったので娘の上着を一枚買っただけ。

キッズパークではしゃいで
キッズパークではしゃいで

ショッピングプラザの一角にキッズパークがあります。エアーでふわふわなすべり台だとか、ミニ列車、コイン型の遊具だとかがいろいろあります。なんでしょう、用途としてはパパがここで子守をしつつ、ママはショッピングよウフフみたいな使われ方なんでしょうか。一時間やそこらは充分もちます。我々は父母娘の3人でやってきてますけども。

100円入れて地味ーにごとごと動く乗り物なんて、軽井沢に来てまで乗るほどのものかとも思うわけですけど、楽しけりゃよし。

あれは何て言うんだとwikipedia見てたら「エア遊具」が正式名称なんですかね、送風機で空気を入れて、その上(あるいは中)で飛び跳ねて遊べる大型遊具。ここにはドームタイプ、オープンタイプ、スライダーの各種が揃ってます。

スライダーのエア遊具
スライダーのエア遊具

wikipediaのスライダーの説明に「滑ってきた子どもと下で遊んでいた子供で骨折事故が発生したケースもある」とあるんですけども、実際に衝突事故やってしまいました。ウチの娘が滑ってるところに、ふらふら下から寄って来ちゃった子がいてぶつかって。僕はスライダーの上にいて、「あっ」と思ったときには遅く、駆け寄ると娘号泣。相手はケロッと。怪我はどちらもなさそうなのでよかったのですが。

エア遊具、自分が小学生くらいの頃に大好きでよくバク転とかしてたものですけど、今考えたらすごく危ない。小さい子を持つ親の立場になるとひやひやしますね。

ほとんどすべての遊具で遊んでみてたらあっという間に時間がたって、そろそろバス時間。ショッピングゾーンのレゴショップなどを覗いて、軽井沢おもちゃ王国からCMに出張ってきてた着ぐるみキャラクターに「明日行くのでよろしくね」つって、バス乗り場へ。

ホテルグリーンプラザ軽井沢。避暑地風ですね
ホテルグリーンプラザ軽井沢。避暑地風ですね

駅前から送迎バスに乗って45分、今回の宿は北軽井沢にあるホテルグリーンプラザ軽井沢へ。2泊します。写真は2日目の朝に撮ったものですけども、緑のなかのリゾートホテルです。北欧風といえばいいんでしょうか、かわいい外観が目を引きます。

ここは、赤ちゃん&子供連れ向けのプランが充実してます。みんなで並んで寝れるキングサイズベッドを中心に、おむつ用のゴミ箱はもちろん、補助便座やコンセントガードまでつけてある「赤ちゃんプラン専用ルーム」を確保。売店には育児グッズが各種揃ってるし、お風呂もベビー用バスチェアがずらりと並んでます。そんな「ウェルカ~ム」な手招きに乗って、ほとんどの客が小さい子供連れです。

ワサワサ騒々しい面もあるわけですけど、夜泣きしちゃっても「お互い様だよね」って許しあえる感じはいいですね。夜泣きと言うのか、嫌な夢でも見てるのか、夜中に突然、眠りながら大声あげて泣いたりすることがままある娘なので、並びの客室みんなが子連れベビー連れだと思うと気持ちが違います。

そんで温泉。こう見えても温泉宿です。大浴場、露天風呂、洞窟風呂とあって泉質もいい。源泉掛け流しなんですよね。娘も喜び、大浴場と露天風呂を何往復もしてました。割りと遅くまで日帰り入浴を受け入れてるので、それがちょっと落ち着かない雰囲気にしてますけど。

赤ちゃんプランの特典として、DVDが自由に借りられる(プレーヤーは部屋に据え置き)ということがあり、アンパンマンなど見せて、疲れ果てたところで熟睡。

2012-05-27(2日目/日曜日)
軽井沢おもちゃ王国で丸一日

軽井沢おもちゃ王国。ハム太郎のようでハム太郎でないふわふわを中心に
軽井沢おもちゃ王国。ハム太郎のようでハム太郎でないふわふわを中心に

2日目。川の字で寝たはずがH字になってる程度には寝相のよい娘を起こして。

北軽井沢にある軽井沢おもちゃ王国へ。ホテルと同じ系列で、同じ敷地内にあります。ホテル前から循環バスがあるのですが、時間が少しあったので、歩くことにしました。それでも15分ほどで着く場所です。

観覧車やゴーカートなどの乗り物系、ベビー遊具が撒かれてる屋内施設や、渓流釣りなど自然と触れ合うコーナーもあるおもちゃのテーマパーク。

ホテルには「軽井沢おもちゃ王国入場券」が付いてる宿泊プランで入ってるので、しかもそれで2泊してるので、家族全員の入場券が2枚ずつあります。明日も入れるね(謎)なんですけども、ひとまず今日は一日中ここで過ごす予定で来ました。

トミカプラレールランド。鉄橋は脱線する罠つき
トミカプラレールランド。鉄橋は脱線する罠つき

入り口入ってすぐにある、小遊具のある公園(昨日と同じようなベビー広場)にいきなり捕まってますが、「この先にもっと面白いところがいっぱいあるんだよ」「えー、そうなのー?」ってそこを早めに切り上げさせて進みます。一日いるのでそんなに急ぐ必要はないわけですけど……。

パビリオンになってる屋内施設が充実してるんです。そっちのほうが面白そうだと。まず行ってみたのは「トミカプラレールランド」。プラレールで自由に遊べるスペース。男の子向けですが、女の子も楽しめます。新幹線でたらめに走らせて正面衝突、脱線させてみたりとかして遊べます。結構広い。種類も豊富。好きな子はたまらんですよ。

娘はプラレールというか「トーマスだね!トーマスだね!」という喜び方です。そうだね、トーマスだね。

シルバニアファミリー館。ウサギを椅子に座らせてあげてる
シルバニアファミリー館。ウサギを椅子に座らせてあげてる

続いて一転して女の子ゾーン、シルバニアファミリー館。シルバニアなファミリーたちがみっちり詰まった大きなジオラマがあったり、人形遊びができたり。隣接してリカちゃんハウス。素っ裸にされて転がされてるリカちゃんたちがいっぱい。

逆サイドには野球盤や黒ヒゲ、「アンパンマンのあっちむいてほい!」とか市販系玩具で遊べるアクションゲームワールド。懐かしいのも多い。真剣にオセロをやってる大人もいます。

こういうのって、欲しい!買ってくれないと帰らない!と暴れる子に折れて売店で買って帰る親を狙ったショーケースですよね。アクションゲームはともかく、人形遊び系のものはまだ娘にはあまり与えてないんですが、人形をお世話する楽しさみたいなものがいくらか出てきたので買ってあげてもいいのかな。

ピノチオ館。人がいないとこ狙って撮ったけどもっと賑やかよ
ピノチオ館。人がいないとこ狙って撮ったけどもっと賑やかよ

さらに隣にあるピノチオ館は、園内ではおそらく最も低年齢層向けのパビリオン。0~3歳くらいが遊べるところ。乳幼児が楽しめる玩具、知育系のものなど揃ってます。娘はここが一番楽しそうだったかな? ハローキティのレジスターだとか、YouTubeの動画で(なぜか)何度もリピートして見てたおもちゃもあるんで、「あ、これ!」みたいな感じで。

しかしこういうベビーな場に行くとうちの娘ももうおねえさん、ちょっと前までは新入社員みたいにアゴで使われてたのに、若手におもちゃを譲るようなもう余裕のおねえさん。ボタン押すとアンパンマンが挨拶するような玩具からリカちゃん人形とか(プラレールでもいいけど)に興味は移っていくんでしょうね。

そんな成長をしみじみ慈しみつつ、ご飯よりももっと遊んでたいとグネグネするのをなだめて昼食へ。

空中自転車。危ない、危ない
空中自転車。危ない、危ない

午後の部。午後には乗り物エリアに移動してみました。

空中自転車、モノレールの上をペダル漕いで園内ぐるっと廻る二人乗りサイクルですけども、娘がこれに乗りたいと言うのです。安全ベルトはもちろんあるものの、怖いのでずっと片手で娘の体抑えながら二人で乗ってみました。娘は怖がらないというか急に身動ぎしたり、途中でもう飽きちゃって降りたがったり。「あぶない、あぶない、だった、ねー」と後で笑うくらいには「危ない、危ない」と親に言わせながらひと回り。

ほかバッテリーカーや100円入れて動く遊具などに乗ったり。コイン型のミニメリーゴーランドに乗ったら「わはは、わはは」と低く笑う。たまにやるんだけれどもそれは何のキャラクターなのだ。

観覧車もあばれちゃだめ
観覧車もあばれちゃだめ

そんで観覧車。ひとり500円で、2歳児でも容赦無くお金取るので父母娘で乗ったら1500円ですよ。高くない? さっきの空中自転車もそうですけど、幼児も大人料金な分、全般的に乗り物は割高感があります。

母は地上で留守番、父娘で乗ります。高いからじゃなくて母は高いところが怖いから。あれ、同じ? 窓から母に手を振り振り、「おかあさん、みえなくなっちゃった」としゅんとする娘。

風景は、四方ぜんぶ緑。浅間山など山々までずっと連なる緑が360度に開けています。都会の遊園地ではなかなかない風景です。

その後、木のおもちゃで遊べるパビリオンに入ったりしてるうちに、雨があたってきました。急に帰り支度のファミリーたち。うちもホテルへ引き上げることにしました。

キッズプレイルーム。おっきなぬいぐるみとか
キッズプレイルーム。おっきなぬいぐるみとか

夕食までもう少し時間があるので、ホテルのキッズプレイルーム(有料)へ。おもちゃ、すべり台から絵本、DVD鑑賞コーナーなんかもあります。

温泉については昨日のところで書いたので、こちらでは食事について紹介しておきましょう。夕食はバイキングです。朝食はともかく、夕食バイキングって、実際はあんまり嬉しくない。小学生くらいの子供だと「おまえ何往復すんねん」ってくらい興奮して食べるんでしょうけど、それゆえに「ファミリー向けにはGood」なのかもしれないですけど、2歳児にはそんなに選択肢があるわけでもないですし、大人にとってはもっとゆっくり出来たてのものが食べたいなぁという。シェフがステーキ焼いてるブースにお盆持って並ぶのも、旅の夕食としては、もうちょっとね。

和食中心のバイキングと、洋食中心のバイキングが選べるようになってて、そこはせめても好みに合わせられるのでいいですね。

娘の夜泣きに飛び起きたりしながら就寝。

2012-05-28(3日目/月曜日)
旧軽井沢へ出て町歩きも

雹が降り積もる
雹が降り積もる

3日目。おもちゃ王国はもう満喫したからと、朝食後すぐ軽井沢市街のほうに戻ることにしました。送迎バスに乗って、軽井沢駅まで。バス車中で事件発生。妻がパンツ汚しちゃったんです。いや違う、そういうエロいんじゃなくて。曲がりくねった山道を走るバスに、娘が酔っちゃったんですね。吐いたのが掛かっちゃって。

替えがない(ホテルから宅配便で服とかいろいろ自宅へ送っちゃったから)ということで、プリンスショッピングプラザで買っちゃうことにしました。着替えて、汚れたのは持ち歩きにくいので泣く泣く捨てて。

そうこうするうちに、雷を伴った豪雨になりました。雹まで! 地面が白くなるほど積もる雹って初めてみた。旧軽井沢でも観光しようと思ってたんだけどこりゃ無理だなぁ。

キッズランドで雨宿り
キッズランドで雨宿り

ひとまず雨宿りに。蕎麦屋で昼食後、ショッピングプラザの一角にある屋内アミューズメントへ向かいました。2階がボーリング場、1階がゲームセンターと「キッズランド」になってます。ショッピングセンターに行くとたまにある種類の、ベビーお遊びゾーン。月曜だからかガラガラ。ほら、さすがに「軽井沢に来てまで……」という気分になってくるでしょ。でもいいのです、君が喜ぶなら許す!

しかしここのキッズランド、思いの外充実してます。特にボールプールがよく見るものに比べて深くて、子供の腰まで埋まる。大人も「うひょー」って埋もれてみてもなかなか楽しい施設でした。

遊んでるうちに天気一転、晴れあがりました。帰りの新幹線はもう取ってあるので、その時間まではあと1時間強。このまま遊ばせておくか、観光に向かっちゃうか迷いどころ。娘に聞いてみると「どちらでもいいけど、どちらかといえばここで遊んでいたい」という雰囲気だったのですが、せっかく来たのだし……ということで、旧軽井沢へ行ってみることにしました。

軽井沢聖パウロカトリック教会。中はもちろん撮ってません
軽井沢聖パウロカトリック教会。中はもちろん撮ってません

タクシー飛ばして、旧軽井沢へ。メインストリート旧軽銀座を歩いて、軽井沢の賑やかな側面も見つつ、軽井沢聖パウロカトリック教会に来ました。軽井沢のイメージを作っている教会のなかでも代表的なもので、小さく素朴ながら、信仰の香りが重厚にある教会でした。

「聖堂は神聖な場所です。お祈りをなさる方はどうぞお入りください。」という札がドアに掛かってます。「観光目的の人はお断りです」という意味が誤解なく伝わるよい表現です。そのまま帰ろうかと思ったら、娘が入ってみたいと言う。ではお祈りをなさろうか、と中へ。

聖堂内はステンドグラスから美しい光が落ちる。こういうところで何を祈るべきか分からないですが神社へ行った時と同じように「今日ここへ来るという縁をいただいたことへの感謝」を静かに想います。娘も親の真似をして、手を組んで、何やら祈っていました。

旧軽井沢でみかけたウルトラマン(売り物)
旧軽井沢でみかけたウルトラマン(売り物)

さぁ時間だ、帰ろう。慌ただしくもまたタクシーに乗って、「可愛いお嬢ちゃんに」と絵葉書をもらったりしながら駅へ向かいます。

疲れた(でも眠れない)とぐずる娘をつれて新幹線に乗って帰ります。世間は月曜、会社から急ぎ仕事のメールが届いてるのを対応したりしながら。(了)