2000年10~12月

近況報告

2000年のベストテンはこちら。

今年最後の更新、すなわち今世紀最後の更新は今年のベストテンです。去年やっての第2回なんですけども。12月の投稿コーナーで「今年読んだベスト作」をやりましたが、同じ意図での個人的に今年読んだ145冊のなかからお気に入りの10冊を挙げてみます。ちなみに昨年は1位町田康『くっすん大黒』、2位平野啓一郎『日蝕』、3位花村萬月『ぢん・ぢん・ぢん』でした。では、2000年版、発表。

順位書名著者名発行年出版社
1位深夜特急(第一便~第三便)沢木耕太郎1986~92年新潮社/新潮文庫
2位優しくって少し ばか原田宗典1986年集英社/集英社文庫
3位ナイフ重松清1997年新潮社/新潮文庫
4位夢の木坂分岐点筒井康隆1987年新潮社/新潮文庫
5位実録・外道の条件町田康2000年メディアファクトリー
6位錦繍宮本輝1982年新潮社/新潮文庫
7位ものがたり降る夜鴻上尚史2000年白水社
8位タイル柳美里1997年文藝春秋/文春文庫
9位道頓堀川宮本輝1981年筑摩書房/角川文庫・ちくま文庫・新潮文庫
10位ロックンロールミシン鈴木清剛1998年河出書房新社
次点サーチエンジン・システムクラッシュ宮沢章夫2000年文藝春秋

今年は古い作品ばかりが並んでしまいました。別にYonda?に踊らされているわけでもないんですが、新潮文庫が多めですね。

『深夜特急』は投稿コーナーのほうでも書きましたが単行本3冊、文庫本なら6冊合わせての1位です。これには本当に参りました。紀行文にこれほど心揺すられるとは思いませんでした。突然会社を辞めてこのサイトもほっぽりだして、長い旅に出ちゃったら、この本の影響だと思っていただいて間違いないです。旅好きには文句なくおすすめでしょう。

今年になって初めて触れた作家で、もっとも強くアピールしたものに与えられる最優秀新人賞は重松清。もう、どの作品も感動物。来年も注目してみたいと思います。

さらに、今年もっとも多くの著作を読みふけらせた時間泥棒賞は、13冊の椎名誠と原田宗典が同着受賞です。椎名誠は100冊を越えてもなお、まだまだ読むべきものが尽きないということに驚きます。対照的に原田宗典は今年になって読み始めた作家なのですが、絨毯爆撃により。

さて。あなたはどうでしたか? いい読書生活を送れましたか? それではまた来世紀にお会いしましょう。よいお年を。

芸の幅としての『またたび浴びたタマ』

20世紀も暮れてゆきますね。ちぇっ。

さて。最近は週末だけの更新になってしまっていたので、今週はすばやい更新を心がけてみました。こうしてイヴの夜にもひとり淋しく更新です。

「黙殺の構え」なんて失礼なことを言ってた『またたび浴びたタマ』、古本で見つけたので買っときました。ひとつの「芸の幅」なんでしょうが、書店で初めて見かけたときは「なんだこりゃ」と思いますわね。『ねじまき鳥クロニクル』の作者と同一人物とは思えません。ほんと多芸。回文なんですが、実際のところは俳句のような楽しみ方ができるんじゃないでしょうか。表記された言葉以上のものを想像力で得る、というような。「知らぬことてつだって、床濡らし」とかね。想像してみましょう。・・・。

幼な子よ

重松清、やっぱりいいっすねー。昼休みに公園のベンチでサンドイッチを食べながら読み終わり、あったかい気持ちになったりしておりました。どうしてこうも泣ける作品ばかりなんでしょう。鳴ってる主題自体は目新しいものでもなんでもないのに、がっしり心持ってかれます。「主人公、なんていい奴なんだ」と毎回思います。人気もうなづけますね。

電話いかれてたので

会社員のみなさんボーナスでは何を買いました? 僕は電話を買いました。携帯ではなく、普通の。ルス録機能が壊れて伝言録音できなくなってて、買い換えなきゃと思ってたんです。1ヵ月くらい前から気づいてたのにほったらかしだったのを、ようやく買ってきました。携帯は持っていないし、会社から帰るのはテレホタイム以降だし、帰ったらすぐネットにつなぐし、もちろんISDNでもないし、僕に電話連絡がとりたいと思った人がいても一切不可能な日々でした。メールなんて環境のない実家の家族なんかは完全にシャットアウトされてたと思います。いやはや。というわけで冬のボーナスでの買い物、電話機8800円なり。

さて、『零歳の詩人』はタイトルと装丁に引かれて買ったもの。バルカン半島のきな臭いお話。ところどころ突発的にグロかったり、ところどころ(狙ってるんでしょうが)突発的にニヤリとさせたり、バランスとしてはいいです。スタイル模索中という雰囲気も逆に快いですし、今後に期待してみてもいいかもしれない。

映画エッセイ

『闇の中の~』『映画で~』はともに映画エッセイです。(池澤のほうは文庫本『シネ・シティー鳥瞰図』で読んだんですけども、単行本タイトルで表記統一してます。紛らわしかったらごめんなさい。)2冊続けて読んだのはもちろん意図的なことです。27年間で映画館に入った回数は片手で足りてしまう無知蒙昧ぶりなので、合わせワザで読んだほうが頭に浸透しやすいかな、というよく分からない理由によって。池澤のほうは「映画論的」であり、清水は「映画ガイド風」とそれぞれ目的が違うんですが、共通に取り上げられている作品のそれぞれの切り口に作家の個性が見えて楽しめました。

例えば同じ「字幕」という問題でも、池澤がその制約と問題を考えている一方、清水のほうは「字幕スーパーの作者が訳したドストエフスキーの小説で、台詞が全部12字×2行」なんて短編のネタになるかも、なんて言ってるとか。ああ、彼等らしい。と思います。

筒井の『夢の木坂~』には5つ星付けました。フロイト、ユングの世界が好きな人だったらゾクゾクすると思います。あそこまで無意識の領域に踏み込んで、自分を追い詰めたらぶっ壊れます。ある意味手に汗握りますね。大学時代には(分野は違いますが)臨床心理を専攻していたので、こういうの基本的に好きなんです。

綱島って

ローカルな話題で申し訳ないですけれど、綱島で必ず道に迷ってしまうのは僕だけ? もう何度も歩いてる町なのに、知っている道を一本外れると、もう迷子になってしまうのですよ。駅に戻れなくなってしまうのですよ。何故だろう、と今日考えておりましたところ、(1)道が奇妙に曲がっている、(2)その結果として交差点がことごとく直角に交わらない、(3)さらに「駅前」的な空間がない、というところの複合汚染であろうと思われました。

綱島のブックオフへ行ってきたんですけども。そんなわけで、駅から店までの「最短コース」を歩けないワタシです。別の中古CD屋を中継地点としての大回りルートしか知らないワタシです。

さて、ブックオフのカウンターで、店員に食ってかかっているお兄さんがいました。「とにかく店長を呼べ!」と尋常じゃないご様子。目を合わせないように後頭部で観察してたんですけどね。彼の言い分は、「この店では、店員が店の本を買っていると聞いた。そんなことが許されるであろうか、いや許されない!」というものでした。そういう事実はないという店員と、証拠はあるんだお客様に提供すべき本を店員が買ってどうする店長どこだと大声を張り上げる男。

事実関係はさておき、それって商慣習上いけない行為なんですか? 男が別室に案内され静けさを取り戻した店内で、「別にいいんじゃないの?」と思いました。正当な金額を(あるいは店員割引き価格とかでも)支払って買うならオーケーなんじゃないかと。買っちゃいけないと規則として決まっているとするなら、古本屋で働きたいと思っている少年少女たちに多大な影響を与えるはずです。どうなんでしょ。僕もバイトとして入ったら絶対買うものな。というよりそれ以外にバイトをやる動機がないもの。気になって夜も眠れません。ブックオフで働いてる人、こっそり教えて。

内乱の予感

『内乱の予感』、「著者初の長編ミステリー」と帯に書いてあるんです。「ミステリー作家」と呼ばれたりする人もいるようですし、ミステリーのみを扱う読書サイトもありますので、その分野は明確に存在するんでしょうが、定義がよくわかりません。「著者初の」とまで謳っているくらいだからさぞかしミステリーなんだろうと読んだんですが、非ミステリーとの差は分かりませんでした。普通の小説として(と言ったらミステリーが普通じゃないみたいですが)読んでしまいました。

これまで「ミステリー作家」達をなんとなく敬遠してきたわけですよ、僕は。別に嫌ってるわけではなく、食指が動かないというそれだけですけど。でも、読んでみたら普通の小説として楽しめるのかもしれないなと、『内乱の予感』読んで思いました。あー、なんか変な感想だ。

投稿コーナーのほうは、プロレスに数学と早くもバラエティ豊かです。みんないろんな本読んでるものですね。

読書時間が増えました。

うちのオフィス、移転になったんですよ。これまでの賃貸ビルから自社ビルへの移転で、祝うべき新天地なんでしょうが。で、通勤時間倍増となりました。それはすなわち読書時間の倍増ということと同義ですが、サイト更新の時間激減とも言えます。なかなかに難しい局面。

そんなわけで今週は4冊も読みためてしまったわけですが、『錦繍』と『タイル』に五つ星付けました。歳末謝恩セールでもあるまいに。このほとんど相反する作風の2冊をともに「すごいぜ!」なんて言っていると、自分の読書傾向はかなり偏っていると思ってきたけれどただの雑食なのではあるまいか、と恥ずかしくもなってきますけど。このページを見て読む本を選ぶという奇特な方々には混乱を与えるやもしれず、申し訳ないです。でもどっちも面白いっすよ。

特に『錦繍』は「生きるって素晴らしいよな」と大時代的な感傷に浸れます。おすすめ。なんて言うまでもない名作ですね。社内に熱烈なTERUファンの一群がありまして、そこで「これは読まなきゃだめ!」と叱られたものでもありますし。

ちびちび更新

読んだ本も3冊くらいたまってるんですが、感想アップはお待ち下さい。更新の時間がぜんぜん取れずにいます。

投稿コーナーだけです。「今年読んだベスト作」募集開始。ってことで。みなさまよろしく。

孤高の作家、丸山健二

丸山健二。半生を綴った『生者へ』なんて本が最近出てまして、書店でぱらぱらと拾い読みしてたりしたんですが。安曇野にこもり、外界の不純物を拒否し、独り岩壁に挑んでいるような、孤高の作家っぷりにはやはりほれぼれしますね。魂を削って書くという言葉をてらいなく使える近年では稀有な作家のひとりでしょう。

『ぶっぽうそうの夜』は大作志向の著者にあっては小品になると思いますが、執拗なまでの復讐熱でどっしりと重いです。「釣り」のシーンでも物語から逸脱するかと思わせつつ、きちんと収まりますからね。さすがです。

あの、ここでひとつ予告させてください。12月の投稿コーナーのテーマは、「今年読んだベスト作」としてやります。募集期間は12月1日~26日と年末進行により若干短めとなりますので、今からでも考えておいてほしいと思いまして。今年初めて読んだ本であれば古いものでも構いません。多数の投稿お待ちしてます。あ、現在募集中は「癒された本」ですからね。

古本屋めぐり

古本屋を回ってきました。収穫は9冊。まぁ、そんなもんでしょう。僕が「古本屋を回る」というときには神保町なんかではなくたいてい八王子周辺を指します。学生時代に住んでいたという馴染み感と気安さもあり、いまの住処からは遠いにも関わらずたまに行きます。しかし駅前に東急ビルがそびえ陸橋ができてるのを発見してからは、もはや自分の町ではないのだとちょっぴり哀しく思ったりもしています。

それにしても東京西部地区におけるブックオフの進出はすさまじい。確か相模原あたりに本社があるんですよね。おかげで横浜線なんてほとんど各駅に配備されてます。なんて憶測で物言っちゃいけねぇなとブックオフのサイトなんかを見てきますと、お前はコンビニかというくらいの繁殖ぶり。今日も実は6軒覗いたうちの3軒がブックオフだったりします。やっぱり希少本ではなく廉価本を求めている人間にとっては、あの品揃えはありがたいです。お世話になっております。はい。ここで宣伝大絶賛などしてたらなんかもらえないでしょうかね。使いづらいレシート状50円商品券じゃなくて。

『ゴーストバスターズ』は読んでおきましょう

高橋源一郎の『ゴーストバスターズ』が文庫になりました。まだの人は読んでおきましょう。なにしろ「21世紀の文学を予言する」(本人談)小説ですからね。芭蕉とランボオのつけあいが最高です。正義の味方の哀しみが最高です。ぜひ。

ところで、すでにハードカバーで読んで掲載済みであった本も、文庫がでるとキチンとメンテナンスしてるんですよ。文庫発行年月・文庫名・頁数・定価。ちゃんと調べて入れてるんです。「あ、『ゴーストバスターズ』文庫出たんだー」と書店で発見したら、うちへ帰って情報書き足してるわけです。なかなかこの地味な努力を分かってもらえないので言ってみました。まぁそういうアナログな作業なので書きもれもあろうかと思いますが、そういうことがありましたらお知らせ下さいませ。

図らずもサイン本

『本人の希望』、ブックオフで買ったんですが、サイン本でした。ISSE' OGATA '98.7.28と入ってます。もちろん買うときには気づかなかったんですが。

三島由紀夫のサインとかならともかく、最近の作家のサインなんて古本屋にしてみれば「汚れ」みたいなものだと聞いたことがあります。安く査定されてしまうわけですね。それが価値あるサインだから高値で売られるとか、「汚れ」てるからバーゲンとか、どちらにしても「サイン本」としての売られ方があろうと思うんです。「サイン本」との表書きとかね。

なのにこの本はなんの変哲もなく棚にささってて、売値はきっちり定価の半額。ブックオフ恐るべしである。

それはそれとして、せっかくサインもらった本、どうして売るのさ?

ブコウスキー

ほとんど読まない海外物。「ペガサスの飛翔のような性交だった。」という表現がすげぇ、と飛びあがっても、それが作者の手柄なのか翻訳者の工夫なのか混濁して座りなおしたりするわけですけども。

しかしブコウスキー。「日本語にはアメリカの路上言語、とくにロスアンジェルスの路上でいきかうswearwordに対応する言葉がない」と訳者のあとがきにあります。先日アップした村上春樹『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」』のなかでも「翻訳をするときにいちばん頭を悩ませるのは、方言と駄洒落と四文字言葉(卑猥語)です」という言葉がありましたが。このフォー・レター・ワーズやらとにかく下品な表現が、ブコウスキーの作品には頻出するわけですね。原文と読み比べてるわけではないのでまったく分かりませんが、日本語としてきちんと下品な表現でありながら、読みやすい文章になってます。大変だったんでしょうねぇ。

リンク集更新

「そうだ、村上さんに聞いてみよう」は彼のサイトで大部分読んでいたものであるし、特に買わなくてもいいかと思ってたんですが、古本屋にあったので買ってしまいました。現在『またたび浴びたタマ』は黙殺の構えなんですけど、古本屋で見かけたらやはり買ってしまうでしょう。どっしりとした長編はやく出ないものか。

リンク集もぽつぽつ更新しておきます。作家毎に5件ずつ載せる、ってのもスタイリッシュ(形式的ということね)なこだわりであるんですが、有用性はともかくいろんなページが出てきて紹介してるほうとしちゃ楽しいです。

リンク先を探す作業としては、検索エンジンで作家名で検索してます。yahoo!の結果全部と、goo・infoseek・lycosそれぞれトップ100件全部目を通して、そこから5件にしぼるなんてことやっています。暇なわけじゃないんですが。

癒されたいと。

今月のテーマは「癒された本」。「流行語」というのは言葉を殺して行くシステムだと思え反発感を覚える性質なのですが、まだ「癒し」って言葉は生きてます? そんな殺伐とした時代に、ぜひとも必要な1冊を教えてくださいね。

へばりぎみ

なんだかもう仕事でへばってて更新する時間がとれません。投稿も、1週間くらい前にいただいてたのにアップ遅くなってしまいました。ごめんなさいね。

旅のコーナーもなんとかふんばって書きました。力入れて書こうと思ったんですが、挫折してます。あとは1000字を書かないとな。うーむ。

秋の最上川

社員旅行で山形へ行ってきました。その模様は後日まとめるつもりなんですが、初手から大減点だったりしました。ま、後日。

えと。町田康の新作、満点つけました。最上川の河畔で一人座し爽やかな空気を吸いながら読んだ、その環境にも負っているのかもしれませんが。

リクエストにお答えして

100字レビューコーナーで、新しく掲載した本が作家別頁でも一目で分かるようにしました。こんな感じでどうでしょうか、羊さん?(なんて名指ししてみたり)

文章書きたくない時期ってのが周期的にあるんだけれど、今その時期なんですよね。明日から社員旅行です。町田康、持っていきます。

J文学が文庫に

ほんとに偶然だけれど今回読んだ鈴木清剛と中原昌也は、それぞれの最初の作品が今月文庫になりましたね。J文学をどんどん文庫へ横流ししている河出文庫です。書店で手に取ってみてたんですが、中原昌也の著者近影、悪どい顔で写ってますねー。それはもう、文体そのままに。「子猫」なんて単語を不用意に使っちゃいけないくらいの悪意顔ですね。ぜひ書店で見てみてください。その顔に惚れたらレジまで連行しましょう。いや、それは冗談としても。

それから、旅コーナーで入れた奈良のやつは、もう5年も前の旅です。その辺りはもう写真もあまり手元になかったりするんですが、なんとなく書いてみました。来週末には社員旅行で山形へ行くので、それもまたできたら書いてみようと思いますけど。恐らくこのサイトへやってくる人の誰ひとり求めていない情報でしょうが。自己満足です。

蝶々の纏足

『蝶々の纏足』、非常に困りました。僕にはこの主人公が大嫌いだったのです。この舌のざらつきそのままに低い評価をしておこうか、不愉快な感情を引き起こす手腕を高く買うか迷いながら、結局4つ星となりました。

この主人公の何が嫌いかというとですね(ああ、山田詠美が嫌いってことじゃないですよ、誤解なきよう)、「他人を見下すことで生じる優越感に守られている」ことに自身気づきながら、それを恥じない、というところです。もちろん個人的意見ですよ、どんなトラウマがあろうとも、どんな家庭環境に育とうとも、人はそういう風になるべきではないと思ってますので。

で何を評価するかといえば逆説的になりますが、やはりこの吸引力ですよね。この強力に個性を放つ主人公の存在感は圧倒的です。自分が彼女を嫌いだという事実をとりあえず置いておけば、そのオーラに惹きつけられそうになるほど全身をきらきらさせてます。このキャラクター造型はすごい。共感し、憧れる女性が続出したのも無理はないという感じ。

「十六にして、私、人生を知り尽くした。」という大仰な冒頭も、多分有名な出だしだと思うんですが、ストーリーへの導入としては素晴らしい。うむ。

それから、トップページデザインまたちょっとだけ変えてます。

CGI使えるかな

投稿コーナーだけの更新です。あなたのお腹を刺激する本は見つかりますでしょうか。

1000字のコーナーもそろそろ書かないと怒られてしまいますね。今週末は3連休なので、なんとかふんばってみましょう。飽き性なんですかね、すぐ違うことやりたくなってしまって。

違うことってのもナンなんですが、CGI設置したいがためにフリースペース借りて、1コーナーだけそこで展開する、ってのは可能なんですかね? うちのODNはCGI使えないもので。ちょっと今勉強中なんですけども。どうなのかなー。

食欲の秋

すでにヨレヨレなんですが。投稿コーナー、テーマ決めるの難しいっす。泣きはいってます。秋といえば読書、芸術、スポーツといろいろ言われますが、その中から「食欲」を選んでみました。何故? でもでも、「スポーツの本を読んだらなんだかお腹がすいちゃった」という人はその本でもよいのです! どうぞご推薦くださいませ。