笙野頼子『萌神分魂譜』

書誌情報

  • 萌神分魂譜もえがみ ぶんこんふ
    笙野頼子しょうのよりこ
    2008-01-10
    集英社
    愛している-深く、限られた支持の中で作家は書き続けた。愛している-叩かれるために世に出た作家は死ななかった。愛している-滅びた神の声を聞いて彼女は「金毘羅」になった。愛している-さらなる危機が来た、祈りを失い、そして。愛している-内なる他者に出会う。生きる力は、消えない。判らなくてもいい、唱えてみればいい。言葉の力によって、生きようとする人と再生しようとする人のための愛の呪文。

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