平野啓一郎『日蝕・一月物語』

書誌情報

  • 日蝕・一月物語にっしょくいちげつものがたり
    平野啓一郎ひらのけいいちろう
    2010-12-29
    新潮社 新潮文庫
    錬金術の秘蹟、金色に輝く両性具有者、崩れゆく中世キリスト教世界を貫く異界の光…。華麗な筆致と壮大な文学的探求で、芥川賞を当時最年少受賞した衝撃のデビュー作「日蝕」。明治三十年の奈良十津川村。蛇毒を逃れ、運命の女に魅入られた青年詩人の胡蝶の夢の如き一瞬を、典雅な文体で描く「一月物語」。閉塞する現代文学を揺るがした二作品を収録し、平成の文学的事件を刻む。

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