宮本輝『満月の道』

書誌情報

  • 満月の道まんげつ の みち
    流転の海 第七部るてんのうみだいななぶ
    宮本輝みやもとてる
    2016-09-28
    新潮社 新潮文庫
    年が明けて昭和37年、順調に伸びていた「中古車のハゴロモ」の売上が突如低迷しはじめた。伸仁は高校生になり、身長は熊吾を超えた。熊吾は、質の悪い情夫と別れられないでいる森井博美と再会し、不本意ながらその手切金の金策に奔走することになる。仕入担当の黒木は「ハゴロモ」の不自然な入出金の動きを嗅ぎ取った…。運命という奔流は抗いようもなく大きく旋回しはじめる。

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