宮本輝『長流の畔』

書誌情報

  • 長流の畔ちょうりゅう の ほとり
    流転の海 第八部るてんのうみだいはちぶ
    宮本輝みやもとてる
    2018-09-28
    新潮社 新潮文庫
    昭和38年、松坂熊吾は会社の金を横領され金策に奔走していた。大阪中古車センターのオープンにこぎ着けるのだが、別れたはずの女との関係を復活させてしまう。それは房江の知るところとなり、彼女は烈しく憤り、深く傷つく。伸仁は熊吾と距離を置き、老犬ムクは車にはねられて死ぬ。房江はある決意を胸に秘め城崎へと向かった…。宿運の軸は茫洋たる暗闇へと大きく急速に傾斜していく。

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