宮本輝『野の春』

書誌情報

  • 野の春の の はる
    流転の海 第九部ふてんのうみ だいきゅうぶ
    宮本輝みやもとてる
    2021-03-27
    新潮社 新潮文庫
    昭和41年春、大学生になった伸仁は部活動にアルバイトに青春を謳歌し、房江は兎我野町のホテルで賄い婦の仕事を得て働いている。別居の熊吾は進行する糖尿病に苦しみながらも、木俣の高級菓子の夢、中古車センターの運営、森井博美の活計等、大小様々な難事の解決に奔走するのだが…。父母の劇的な人生を雄渾な筆致で描き、生の荘厳な輝きを捉えた奇跡の大河小説、圧倒的感動のフィナーレ。

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