湯本香樹実『春のオルガン』

書誌情報

  • 春のオルガンはる の おるがん
    湯本香樹実ゆもとかずみ
    2008-06-30
    新潮社 新潮文庫
    小学校を卒業した春休み、私は弟のテツと川原に放置されたバスで眠ったー。大人たちのトラブル、自分もまた子供から大人に変わってゆくことへの戸惑いの中で、トモミは少しずつまだ見ぬ世界に足を踏み出してゆく。ガラクタ、野良猫たち、雷の音…ばらばらだったすべてが、いつかひとつでも欠けてはならないものになっていた。少女の揺れ動く季節を瑞々しく描いた珠玉の物語。

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