宮沢章夫『彼岸からの言葉』

書誌情報

  • 彼岸からの言葉ひがん から の ことば
    宮沢章夫みやざわあきお
    2013-03-28
    新潮社 新潮文庫
    彼岸ーそれは人間の隠された暗部。精神科の待合室で「俺は何ともないけど、家族が行け行けってうるさいんだよ」と繰り返す老人。最大級の飴を「でかいでしょ」と誇らしげに口に含み、「アグァアガガ」と苦しんで訴える人。断るときは「やめてちょ」、驚くと「びっくりしたな、もう」、お礼は「ありがたや、ありがたや」と来る言葉のダダ漏れ男。元祖脱力エッセイスト、伝説の最高傑作。

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