小林恭二『カブキの日』

書誌情報

  • カブキの日かぶき の ひ
    小林恭二こばやしきょうじ
    2002-07-01
    新潮社 新潮文庫
    21世紀のカブキ界に君臨するのは、果して誰かー世界が注目するなか華麗な「顔見世」が琵琶湖畔の巨大な船舞台・世界座で幕を開ける。だが、その水面下では、守旧派の名女形と改革派の人気立役者が、凄絶な勢力争いを繰り広げていた。美少女・蕪は、謎の手紙に誘われる形で騒動に巻き込まれ、世界座舞台裏の怨念渦巻く大迷宮に迷い込む。蕪に託された「使命」は?三島賞受賞作。

関連リンク