宮本輝『長流の畔』

書誌情報

  • 長流の畔ちょうりゅう の ほとり
    流転の海 第八部るてんのうみだいはちぶ
    宮本輝みやもとてる
    2016-06-30
    新潮社
    東京オリンピック開幕前後、六十六歳の松坂熊吾は金策に窮していた。大阪中古車センターをオープンさせるも、別れたはずの愛人・博美との関係を復活させ、それが妻・房江に知られ、高校生になった息子・伸仁にも責められ、熊吾は家を出ざるを得なくなる。糖尿病は悪化し、大怪我を負い、さらに会社の不振が続く。熊吾の運は尽きたのか。そして、心を痛めた房江はついに…。執筆三十五年、ついに次作・第九部で完結。

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