柴崎友香『千の扉』

書誌情報

  • 千の扉せん の とびら
    柴崎友香しばさきともか
    2020-10-22
    中央公論新社 中公文庫
    築四十年、三千戸を超す都営住宅の一室で、夫・一俊とともに、暮らし始めた千歳。その部屋の主である一俊の祖父に頼まれ、千歳は「高橋さん」という人物を探し始めるが…。存在も定かでない「高橋さん」を探すうち、ここで暮らす人々の記憶と、戦後から七十年間の土地の記憶がゆるやかに繙かれていく。

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