目取真俊『沖縄「戦後」ゼロ年』

書誌情報

  • 沖縄「戦後」ゼロ年おきなわ せんご ぜろねん
    目取真俊めどるましゅん
    2005-07
    日本放送出版協会 生活人新書
    沖縄戦から六十年。戦後日本の「平和」は、戦争では「本土」の「捨て石」に、その後は米軍基地の「要石」にされた沖縄の犠牲があってのもの。この沖縄差別の現実を変えない限り、沖縄の「戦後」は永遠に「ゼロ」のままだ。著者は、家族らの戦争体験をたどり、米軍による占領の歴史を見つめ直す。軍隊は住民を守らない。節目の六十年の日本人に、おびただしい犠牲者の血が証し立てた「真実」を突きつける。

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