青来有一『小指が燃える』

書誌情報

  • 小指が燃えるこゆびがもえる
    青来有一せいらいゆういち
    2017-08-07
    文藝春秋
    なぜ私は体験していない南方の戦場や爆心地・長崎を書き続けるのか。出発点に立ち戻った作家の寓話的かつポリフォニックな中篇集。
    私たちは、過去を静かに見つめてみるべきなのだ。遠藤周作、林京子……先達の祈りを胸に戦場や爆心地を書き継ぐ作家の最新作品集。【収録作品】「沈黙のなかの沈黙」――禁教時代の殉教をテーマに、遠藤周作は 『沈黙』という大きな物語を作り上げた。だが、 どんな人にもささやかな祈りはあるのではないか。「小指が燃える」――――「私」のもとへ、「小説は売れて読まれねば」と言いきる 元政治家の先輩作家と、原爆体験を書き続ける 女性作家の幻が交互に訪れて……

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