湯本香樹実『岸辺の旅』

書誌情報

  • 岸辺の旅きしべ の たび
    湯本香樹実ゆもとかずみ
    2012-08-03
    文藝春秋 文春文庫
    きみが三年の間どうしていたか、話してくれないかー長い間失踪していた夫・優介がある夜ふいに帰ってくる。ただしその身は遠い水底で蟹に喰われたという。彼岸と此岸をたゆたいながら、瑞希は優介とともに死後の軌跡をさかのぼる旅に出る。永久に失われたものへの愛のつよさに心震える、魂の再生の物語。

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