吉村萬壱『ボラード病』

書誌情報

  • ボラード病ぼらーどびょう
    吉村萬壱よしむらまんいち
    2017-02-10
    文藝春秋 文春文庫
    B県海塚市は、過去の災厄から蘇りつつある復興の町。皆が心を一つに強く結び合って「海塚讃歌」を歌い、新鮮な地元の魚や野菜を食べ、港の清掃活動に励み、同級生が次々と死んでいくー。集団心理の歪み、蔓延る同調圧力の不穏さを、少女の回想でつづり、読む者を震撼させたディストピア小説の傑作。

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