吉本隆明全集32 : 1990-2001
1990-2001
吉本隆明
2023-09-25
晶文社
〈長い時間をかけて連載された三冊の本〉
Ⅰ部に、1990年から1996年にかけて発表された「匂いを読む」、1995年から1997年にかけて発表された「写生の物語」を、Ⅱ部に、1994年から2001年にかけて発表された「食べものの話」を収める。いずれの連載も1997年8月の水難事故を間に挟んでいる。Ⅲ部には、1998年から1999年にかけて発表されたエッセイ・評論を、Ⅳ部には、同期間に発表された短文や後書きの類いを収録する。月報は宇田川悟氏(作家)が執筆。
第33回配本。
Ⅰ
匂いを読む
写生の物語
Ⅱ
食べものの話
Ⅲ
新年雑事
私の好きな歌
行革最終案が出た――政治・社会・経済を読む12――
あの頃二人は[奥野健男]
たけしへの手紙
そば開眼
不況か恐慌か――政治・社会・経済を読む13――
短歌の謎
坂の上、坂の下
春の匂い
わたしの横光利一体験
不況と「リストラ」の話
交友を断つ決定的な〝その日〟
日本文化の特質――断想風に――
江藤淳氏を悼む
江藤淳記
江藤さんの特異な死
いつもそばに、本が
法然と親鸞
Ⅳ
私の好きな三島作品
『宮沢賢治 文語詩の森』
白川静伝説
*
自著への想い
*
『食べものの話』あとがき
『匂いを讀む』あとがき
『私の「戦争論」』まえがき
『親鸞〈決定版〉』あとがき
『食べもの探訪記』あとがき
解題