矢作俊彦『マンハッタン・オプ(2)』
書誌情報
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マンハッタン・オプ(2)2007-10SBクリエイティブ ソフトバンク文庫「私が誰なのか調べてもらいたいのよ」。名前を名乗っておいて、女はそう切り出した(IN A SENTIMENTAL MOOD)。借金のカタに回収してきた車のトランクには、血まみれの男の死体が入っていた(TEA FOR TWO)。-季節は秋から凍てつく冬、そして春へ。日当200ドルのしがない探偵は、トラブルを追って、さまざまな人生の交錯する摩天楼の街を東奔西走する。ますます冴えわたる傑作ハードボイルド短編集第2弾。16篇を収録。