たべるのがおそい vol.2
西崎憲/金原瑞人/石川美南/宮内悠介/円城塔/やくしまるえつこ/穂村弘/大前粟生/津村記久子/森見登美彦/四元康祐/今橋愛/岡野大嗣/瀬戸夏子/吉野裕之/倉本さおり/中野善夫/ヤン・ヴァイス/阿部賢一/アンナ・カヴァン
2016-10-15
書肆侃侃房
【小説と翻訳と短歌を中心にした文学ムック】
わたしたちは誰もが重力というものに支配されています。
「たべるのがおそい」は、その重力を少し弱めてみたいと思っています。
読んでいるあいだ、少し動きやすく、歩きやすい、
それがこの一風変わったタイトルの文学誌の目標です。
西崎憲(編集長)
【巻頭エッセイ】
金原瑞人「文と場所 立つべき場所、失った場所」
【特集〈地図−共作の実験〉】
石川美南×宮内悠介「リャン―エルハフト」
円城塔×やくしまるえつこ「星間文通」
西崎憲×穂村弘「三人の悪人」
【小説】
津村記久子「私たちの数字の内訳」
森見登美彦「チーズかまぼこの妖精」
大前粟生「回転草」
四元康祐「ミハエリの泉」
【短歌】
今橋愛「今橋愛」
岡野大嗣「公共へはもう何度も行きましたね」
瀬戸夏子「二度と殺されなかったあなたのために」
吉野裕之「忘れてしまう」
【エッセイ】
倉本さおり「すこし・ふくざつ」
中野善夫「無限本棚」
【翻訳】
ヤン・ヴァイス 阿部賢一訳「遅れる鏡」
アンナ・カヴァン 西崎憲訳「カウントダウンの五日間」