目取真俊『地を這う声のために』

書誌情報

  • 地を這う声のためにちをはうこえのために
    目取真俊めどるましゅん
    2026-06-23
    影書房
    〈大多数の日本人にとって「沖縄の負担軽減」とは、沖縄の中で米軍基地の負担をたらい回しにし、自分たちは日米安保体制の下で米軍に守ってもらう利益だけを享受しようとするものだ。その欺瞞から目をそらすために、あたかも沖縄のことを思っているかのように装う。その装いは極めて暴力的な内実を持つ。沖縄では米軍による事件、事故が起こり続け、住民の多くが犠牲になる大惨事が、いつ起こってもおかしくない。〉(本文より) コロナ禍で感染拡大が続く中でも強行された辺野古新基地建設工事。 琉球列島の各島々で行われている自衛隊基地の増強。 くり返される米軍・自衛隊機による重大事故・事件。 執拗に続く沖縄戦の歴史修正……。 かけがえのないものを守るために、沖縄の人びとは粘り強くたたかい、声を上げ続けている。 日本はいつまでその声を無視し続けるのかーー 沖縄から日本を問う最新の論考・記録集。 〇主な目次 ■2020年 首里城炎上と辺野古 巨額の辺野古予算ーー愚劣な浪費 利権化 被災地の復旧に使え 県民の健康と命ーー軍事費削減し感染症対策に コロナでも排除される県民の人権ーー現場で行動する努力と工夫を続ける 「5・15」に考えるーー進む軍事強化 反転の機に 普天間基地〈引き取り〉運動の欺瞞 非常時の日常 新型コロナウイルス拡大ーー問われる国、県の対応 検査遅れ、米軍感染多発 リンク論強め、辺野古強行へーー菅政権の姿勢 知事選向け、利権ばらまき 『辺野古に替わる豊かな選択肢』への批判 ■2021年 搾取された側の歴史ーー首里城 裏に民衆の苦労 被災地の姿 重なる基地ーー沖縄から見た東日本大震災10年 刑特法に見る米軍の特権 沖縄戦犠牲者と新基地建設ーー本部の山にも戦没者遺骨 辺野古土砂への使用禁止を コロナ禍の沖縄ーー工事が止まれば集まる必要もないのだ 経済格差と新型コロナ対策ーー五輪、人命軽視し強行 沖縄戦の犠牲者を踏みにじる新基地建設 深まる日本政治の劣化ーー岸田政権の発足 あきらめは思うつぼーー「日本復帰」50年の沖縄 名護市長選挙と日本の沖縄差別 ■2022年 「自宅待機」という放棄ーー新型コロナ第6波 元首相銃撃と統一教会ーー腐食していた民主主義 政治私物化、国葬に値せず アジアの虐殺記録されずーー沖縄人の戦争被害と加害 島田知事賛美と戦場への動員 ■2023年 煽る論者に合理性欠落ーー「台湾有事」と軍事強化 事故、沖縄のどこでもーー宮古沖陸自ヘリ事故 自衛隊強化の犠牲者 島が戦場となれば避難は不可能 追悼 関根賢司さんーー沖縄の文学に仕掛け次々 李浩哲文学賞受賞式に参加して ハマス攻撃から見えるもの ……(以下略)

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