1964 前の東京オリンピックのころを回想してみた。
泉麻人
2019-12-02
三賢社
1964年。日本がガラリと変貌したエポックな年。小2の頃の記憶を入り口に、東京オリンピックを重ね合わせながら綴った書き下ろ…
1964年―日本がガラリと変貌したエポックな年。当時、小学2年生だった著者の記憶を入り口に、オリンピックを重ね合わせながら綴った書き下ろしエッセイ。
<本書の内容>
第1章 63年の大晦日の風景
紅白歌合戦の聖火ランナー/クレージーと三人娘
第2章 64年の正月と八波むと志の死
八波むと志が死んだ/チロリン村とひょうたん島
第3章 吉永小百合と草加次郎
草加次郎とは……/吉永小百合と東京風景
第4章 舟木一夫がアイドルだった
ニレの舟木、ネムの西郷/青春歌謡とモータリゼーション
第5章 巨人少年のファン手帳
仁丹の野球ガム/「勝利の旗」を知ってるかい?
第6章 柏鵬と三羽ガラスの時代
北の富士、清国、若見山に夢中/薬屋でもらった「相撲手帳」
第7章 シール・ワッペン・切手少年
ワッペンから切手へ/オリンピック切手大懸賞
第8章 忍者というヒーロー
フジ丸の風魔十法斉/忍者部隊と2B弾
第9章 オリンピックの頃の東京風景
「おそ松くん」の街並/西武デパートのピータン/西銀座の不二家で
第10章 平パンと007とビートルズ
ヘンなモード・みゆき族/謎のリバプール・ビートルズ
第11章 夢の超特急とミコとマコ
「夢の超特急」の由来/マコ、甘えてばかりでゴメンね
第12章 オリンピックがやってきた
イーデス・ハンソンと戦艦/64年10月10日のこと/映画「東京オリンピック」