宮本輝『螢川』レビュー

書誌情報

宮本輝『螢川』表紙
螢川ほたるがわ
1978/02
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:泥の河 / 螢川

レビュー

中編ニ編を収めるが、どちらも昭和30年代の土臭い生活を描いている。「泥の河」においては巨鯉が、表題作においては蛍の群が、疲れきった「営み」にある種の破壊神のように福音を投げる。懐古的正調さが醸す安定感。
読了:2000/07/01

商品詳細&購入情報

物語の舞台