原田宗典『十九、二十』レビュー

書誌情報

原田宗典『十九、二十』表紙
十九、二十じゅうくはたち
1989/10
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:十九、二十

レビュー

二十歳になることでもセックスすることでもなく、父親を見限ることで男は大人になるのだ。エロ本出版社での短期バイトで変質してゆく貧乏学生の冴えない夏を描く。ラストシーンでの父の不在、その踏み越え方は見事。
読了:2000/06/01

商品詳細&購入情報