宮本輝『錦繍』レビュー

書誌情報

宮本輝『錦繍』表紙
錦繍きんしゅう
1982/03
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:錦繍

レビュー

愛人との心中未遂から堕ちる男と、モーツァルトに死を聴く女が、離縁から10年を経て綴り出す往復書簡。割れた壺のような冷たい無音に支配される文脈のなかで、生へと牽引する令子の存在が感動的。過去、現在、未来。
読了:2000/12/01

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