宮本輝『五千回の生死』レビュー

書誌情報

宮本輝『五千回の生死』表紙
五千回の生死ごせんかいのせいし
1987/06
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:トマトの話 / 眉墨 / 力 (ほか)

レビュー

構成の美しさが光る短編集。一日に五千回も死にたくなる男の表題作は、奇妙な爽快感が読後にある。自転車の軋みが聴こえてくるリアリティだ。「トマトの話」は上手すぎて先が読めるにも関わらず感動的だし。いいよ。
読了:2001/12/01

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