岡崎京子『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』レビュー

書誌情報

岡崎京子『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』表紙
ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうねぼくたちはなんだかすべてわすれてしまうね
2004/02
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね / 終わらない / 一分間(あやちゃんに) (ほか)

レビュー

初の文芸作品集。直感的に選ばれた言葉だけで世界造りは完璧。感覚に重きを置いたゆえの文体の無政府さがまた、崩れかけの家屋のような緊張感を与えている。「女の子」の残酷な眼差しは童話を騙っても消えていない。
読了:2006/04/09

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