平野啓一郎『決壊』レビュー
書誌情報
決壊
2008/06
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:一 疑念 / 二 沢野崇の帰郷 / 三 秘密の行方 (ほか)
レビュー
平凡な家庭を襲うバラバラ殺人事件。「悪魔」というシステムエラーの出現が用意されている社会構造のなか、解釈は間違われ続けて。圧倒的な描写で、社会病理、哲学を詰め込む。しばらく放心するほど重く救われない。
読了:2009/06/12