川崎徹『猫の水につかるカエル』レビュー
書誌情報
猫の水につかるカエル
2009/10
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:傘と長靴 / 猫の水につかるカエル
レビュー
野良猫に餌をやって回る主人公は、死んでいった猫の記録を付けている―もう60匹以上も。父の死、そしておそらくそう遠くない自身の死を、生きた記憶のなかで縦に置き、横に置き直して眺める。すごく静かな小説二編。
読了:2010/02/20