赤坂真理『彼が彼女の女だった頃』レビュー
書誌情報
彼が彼女の女だった頃
2003/07
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:幻の軍隊 / 旅をする者 / 桃 (ほか)
レビュー
短編集。観察者としての眼が肉体からズレて外側にあるような、著者独特の浮遊感は楽しめる。でも内省も衝動も突き抜けず、文字遊びも余計に世界を小さくしてるような。雫したたる「桃」のエロさは濃密でいいけどね。
読了:2012/06/17