筒井康隆『残像に口紅を』レビュー
書誌情報
残像に口紅を
1989/04
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:第一部 世界から言葉が消えていく / 第二部 世界からはすでに「あ」と「ぱ」と「せ」と「ぬ」と(中略)が消えている / 第三部 世界からはすでに「あ」と「ぱ」と「せ」と「ぬ」と(中略)が消えている (ほか)
レビュー
使える文字が徐々に減って行くという実験小説。それでも最後の一文字になるまで物語としてきちんと成立しているのは素晴らしい。言葉のおもしろさを知っている人だ。誰もやらないことをやろうというその気概を買う。
読了:1995/04/01