池澤夏樹/エルンスト・ハース『きみが住む星』レビュー
書誌情報

きみが住む星
1992/10
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:最初の手紙 / 朝焼けコレクター / 花を踏まない馬 (ほか)
レビュー
旅に出た男が、その帰りを待つ人へ送る絵葉書。愛する人が住むこの星は美しいと確認するように、ハースが映し出した世界を漂う男は風景のすべてに「きみ」を見出す。幸せのなかで発せられる「バイバイ」が耳に残る。
読了:2000/12/01