花村萬月『聖殺人者イグナシオ』レビュー

書誌情報

花村萬月『聖殺人者イグナシオ』表紙
聖殺人者イグナシオせいさつじんしゃいぐなしお
1992/01
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:プロローグ / 第一章 檻の中 / 第二章 豚小屋 (ほか)

レビュー

『ゲルマニウムの夜』の原型。修道院で育ったイグナシオは完璧な知性と容姿をもつ。衝動的な暴力と性欲、快楽主義というその作風の一端がストレートに出ている。純粋に本能のまま人を殺す者に救いはあるのだろうか?
読了:1999/03/01

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