長嶋有『猛スピードで母は』レビュー

書誌情報

長嶋有『猛スピードで母は』表紙
猛スピードで母はもうすぴーどでははは
2002/01
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:サイドカーに犬 / 猛スピードで母は

レビュー

母親が他人のように描かれ、他人との関係だからこそ生まれる優しさが作品を包む。「サイドカーに犬」ではそれは「ニセ母」に仮託されるわけだが、誰も必要以上に踏み込まない「自立」。家族の絵なら新鮮なのは確か。
読了:2003/05/12

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