糸井重里

糸井重里プロフィール&ガイド

糸井重里(いといしげさと)―1948年生まれ(75歳)。群馬県前橋市出身。コピーライター、エッセイスト。

「おいしい生活」などコピーライターとして、80年代を体現した。

コピーライターだけに留まらず、RPGゲーム「MOTHER」の作者、徳川埋蔵金発掘人、「トトロ」のお父さん、釣り人などいろんな露出をしてきましたが、自身のサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」からさらに新しい表現を探ってます。小説では『家族解散』が群を抜いた出来なのですが現在入手できないので、気軽にエッセイでも読んでおきましょう。また小説書いてくれることも期待しつつ。

関連作家・似てるかも作家:松本大洋 ながしまひろみ 吉本隆明 ヒグチユウコ 谷川俊太郎 川島蓉子 湯村輝彦 仲畑貴志 みうらじゅん 南伸坊

糸井重里おすすめ本ベスト3

  1. 『家族解散』表紙
    ちゃぶ台がやってくる。平凡な家庭の平凡な出来事。言葉の魔道師が文学から遠く離れて、湿った荒野の中でペンを振り回している楽土。カフカのような家族像の柔らかな哀しみを描いた傑作。ラストシーンの鼻血を泣け。
    文学(小説)
  2. 『ほぼ日刊イトイ新聞の本』表紙
    あまりにも有名な氏のサイト、その地位を確率してゆく過程を絵解くエッセイ。ネットの将来を考える一つのテストケースだな。それでも「ビジネスモデルにならない」という事実はサイト運営者にとって痛いものだろう。
    文学(エッセイ)
  3. 『情熱のペンギンごはん』表紙
    とびきり無意味な漫画。家族という主題も、発表誌たる「ガロ」風な散開ぶり。ペンギンというメタファーに託された哲学はいくらでも深読みができるけれど、身のほどにあった解釈をしておこう。良質のホームドラマだ。
    芸術・美術

糸井重里レビュー一覧(12冊)

  1. 『ダーリンコラム』表紙
    著者のサイトでの目玉コラムをセレクト。「ネット上で読みやすい形」を考えた上での分かち書きや制約のない文体がメールでの私信のような温かさを獲得している。「町人文体」と名付けちゃうと上滑りする気もするが。
    文学(エッセイ)
  2. 『ほぼ日刊イトイ新聞の本』表紙
    あまりにも有名な氏のサイト、その地位を確率してゆく過程を絵解くエッセイ。ネットの将来を考える一つのテストケースだな。それでも「ビジネスモデルにならない」という事実はサイト運営者にとって痛いものだろう。
    文学(エッセイ)

糸井重里の新刊・近刊