カズオ・イシグロ

カズオ・イシグロプロフィール&ガイド

カズオ・イシグロ(Kazuo ISHIGURO)―1954年生まれ(70歳)。長崎県長崎市出身。小説家。

5歳で渡英、以後イギリスで暮らす英国作家。

1989年『日の名残り』でブッカー賞受賞。

関連作家・似てるかも作家:エドウィージ・ダンティカ トニ・モリスン イアン・マキューアン 日吉信貴 フィツジェラルド 田尻芳樹 柴田元幸 ミラン・クンデラ パウロ・コエーリョ ニール・ゲイマン

カズオ・イシグロレビュー一覧(3冊)

  1. 『夜想曲集』表紙
    男と女の間を、想いを断ち切るように、背中を押すように、流れる音楽。短編集としての小品感はあるし、コメディタッチも唐突だったりするけど、黄昏ゆく者たちの痛みが著者らしいムードを作ってる。入門編としても。
    文学(小説)
  2. 『わたしを離さないで』表紙
    施設で育つ子供たちを穏やかな筆致で描きながら、滲み出してくる不穏な世界観が徐々に未来を覆う。人間の生、倫理をテーマとして扱ってるのに、そのグロテスクな背景よりも上質な、完璧な物語を読んだ喜びに満ちる。
    文学(小説)

カズオ・イシグロの新刊・近刊

  • 石川慶/カズオ・イシグロ『映画「遠い山なみの光」シナリオブック』表紙
    石川慶/カズオ・イシグロ
    2025-09-01
    早川書房
    ロンドンで暮らすニキは、異父姉の死以来、足が遠のいていた実家を訪れる。これまで、自らの過去を話さなかった母の悦子だが、ニキの滞在中のある日、...
  • カズオ・イシグロ/小野寺健『遠い山なみの光〔新版〕』表紙
    カズオ・イシグロ/小野寺健
    2025-06-02
    早川書房 ハヤカワepi文庫
    英国で暮らす悦子は、娘を喪い、人生を振り返る。戦後の長崎で出会った母娘との記憶はやがて不穏の色を濃くしていく。映画化原作
  • IshiguroKazuo/土屋政雄『クララとお日さま』表紙
    IshiguroKazuo/土屋政雄
    2023-07-19
    早川書房 ハヤカワepi文庫
    AIを搭載したロボットのクララは、病弱な少女と友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作