楠見朋彦

楠見朋彦プロフィール&ガイド

楠見朋彦(くすみともひこ)―1972年生まれ(51歳)。大阪府出身。小説家、歌人。

歌誌『玲瓏』同人として短歌などを発表していたが、1999年「零歳の詩人」で作家デビュー。

1999年『零歳の詩人』で第23回すばる文学賞、2001年その活動により咲くやこの花賞受賞。

少なからぬ期待を込めて見守っているのですがなかなか期待には応えてくれず。

関連作家・似てるかも作家:塚本邦雄 穂村弘 岡井隆 前川佐美雄

楠見朋彦おすすめ本ベスト

  1. 『零歳の詩人』表紙
    旧ユーゴスラヴィアで戦争に巻きこまれた男が見つめる現実。詩やリポートや手紙が挿入され次々文体が変わる、まるで毎日移動する国境線のように。虐殺だとかグロい描写と交接する投げやりな冗談が物悲しい長編小説。
    文学(小説)

楠見朋彦レビュー一覧(4冊)

  1. 『ジャンヌ、裁かるる』表紙
    映画の断片がパッチワークになってて、小説としてのストーリーを覆い尽くしてる。どこから読んでも、どこで読み終えてもいいよという実験的な作品だが、企ても「映画が好きなのね」で終わってる気がしないでもない。
    文学(小説)
  2. 『釈迦が寝言』表紙
    ネパールへの家族旅で自分の生き方を見つめる物語。だからって関係が快復するわけじゃない。皆が個で神と向き合うことを知るのだな。挿話は散発的で長編のうねりも乏しいが密教やアジアの神々が好きなら読んでみて。
    文学(小説)

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