東直子

東直子プロフィール&ガイド

東直子(ひがしなおこ)―1963年生まれ(60歳)。広島県安佐郡安佐町出身。歌人、小説家。

「かばん」所属、「ぷらむ短歌会」代表。

2015年『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受章。

穂村弘との共作があってはじめて触れたんですが、東直子の短歌にはときどき泣かされそうになります。

関連作家・似てるかも作家:穂村弘 木下龍也 俵万智 岡野大嗣 萩原慎一郎 笹井宏之 藪内亮輔 朝井リョウ 佐藤弓生 武内桂舟

東直子おすすめ本ベスト5

  1. 『回転ドアは、順番に』表紙
    恋を歌い、愛を詩う交換詩歌集。キラキラした想いの結晶が夏の残り香を連れてくる。台所から出てきたような語彙で折り重なる呼吸の密度は軽々と現実を超える。中盤の交歓の節が完璧だから、二人の行方が涙腺に響く。
    文学(詩歌)
  2. 『とりつくしま』表紙
    心を残して逝った人々がマグカップやジャングルジムや日記帳やらにとりついて、自分がいなくなった後の世界を見つめる短編集。愛した人を見つめるだけの寂しさと静けさと。しんと心拍数が下がっていくような文章で。
    文学(小説)
  3. 『春原さんのリコーダー』表紙
    第一歌集。柔らかくて押し付けがましさのない作品たちだが、誠実なふわふわさ。遠い景色を提げてるような遠近感のズレが心地よい。お気に入りはこの歌。「廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり 来て」
    文学(詩歌)
  4. 『青卵』表紙
    さようなら窓。音の連れてくる情景が意味よりもまず先にあって、全体的にジャンプ率が高め。気持ちよく迷子になれる。旧かなに凝ってた時期のも同じ。しかし一冊にこんなに詰めちゃっていいの?ってたっぷりの歌集。
    文学(詩歌)
  5. 『らいほうさんの場所』表紙
    「らいほうさんの場所」と呼ぶ庭の一角に埋められた秘密。その秘密を守るため寄り添って暮らす三姉弟の物語。庭から立ち上るホラー臭が家族関係をも歪ませて、みんな世界認識がおかしい。その気持ち悪さを味わって。
    文学(小説)

東直子レビュー一覧(21冊)

  1. 『うみざざざ』表紙
    ちょっと時間が開いての四冊目。海水浴に来た子供。きらきら輝く水面、木内氏は水と光の表現が相変わらず上手くて唸る。「あの日の郷愁」寄りの内容と相まってグッとくるものがあるね。いったん四冊で終了なのかな?
    絵本
  2. 『トマト・ケチャップ・ス』表紙
    漫才トリオを結成する女子高生三人の青春小説。コテコテ漫才の「面白くなさ」がなんとも微笑ましい。と思ってたら彼女達を取り巻く状況は予想外の重い分岐に。この展開なら、終章への刈り取り方がやや軽すぎるかな。
    文学(小説)

東直子の新刊・近刊