穂村弘
穂村弘プロフィール&ガイド
穂村弘おすすめ本ベスト5
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キュートで破滅的な「まみ」の言葉を拾うそぶりで、作者のじっとりとした闇を見せ付ける。バランスをとるだけのために置かれたような能天気な歌にしても、個々に結んだ響かせ方が上手い。かたつむりが宇宙に見える。文学(詩歌)
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恋を歌い、愛を詩う交換詩歌集。キラキラした想いの結晶が夏の残り香を連れてくる。台所から出てきたような語彙で折り重なる呼吸の密度は軽々と現実を超える。中盤の交歓の節が完璧だから、二人の行方が涙腺に響く。文学(詩歌)
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露悪的ならずにこれほど自分の弱さを表明できる人を他にしらない。世界の中に入ることができない戸惑いの此岸。社員旅行でのエピソードなど同じ性向を持つ人は叫びだしたくなるはず。「僕はそうじゃない」と嘯いて。文学(エッセイ)
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いろんな媒体で書いたものをまとめているので話はあちこちダブっているのだが、一本筋の通った歌論集。最新形の短歌たちが持つコミュニケーションへの飢えみたいなものだとか、今何が起こっているのかよく分かる書。文学(詩歌)
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異性と恋愛を巡る往復書簡。それぞれに特殊な個性だけども、真摯な省察によって普遍に突き刺さってる言葉たちがある。膝打ち大会。「カーテン」からの論は、ゾッとする。「僕もそうだ」と自罰的な打ちのめされ方で。文学(エッセイ)
穂村弘レビュー一覧(32冊)
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異性と恋愛を巡る往復書簡。それぞれに特殊な個性だけども、真摯な省察によって普遍に突き刺さってる言葉たちがある。膝打ち大会。「カーテン」からの論は、ゾッとする。「僕もそうだ」と自罰的な打ちのめされ方で。文学(エッセイ)
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食がテーマのエッセイ集。とはいえ珍しいテーマでもないし、奇抜な言説があるわけでもない。生ハムメロンの違和感つってもまぁそうだよね。「混ぜ魂」や「生姜焼きの連帯感」の妄想ショートストーリーは笑ったけど。文学(エッセイ)
穂村弘の新刊・近刊
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2023-10-26毎日新聞出版 毎日文庫現代短歌を代表する著者が文学、アート、音楽など、それぞれの世界で活躍する「表現の神様」を訪ね、創作の根源に迫る芸術談義。
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