諏訪哲史

諏訪哲史プロフィール&ガイド

諏訪哲史(すわてつし)―1969年生まれ(54歳)。愛知県名古屋市出身。小説家、批評家。

名古屋鉄道を退社後、「アサッテの人」でデビュー。

2007年『アサッテの人』で第50回群像新人文学賞および第137回芥川賞受賞。

関連作家・似てるかも作家:村上春樹 種村季弘 野口あや子

諏訪哲史レビュー一覧(2冊)

  1. 『りすん』表紙
    『アサッテの人』と明確に対になってて、「小説」を考えるための小説。枠組みの外側に突き抜けたい、という意図が強すぎて、終盤メタのメタ。白血病なんて定形も憎らしく、書く書かれる、聞く聞かれるの関係に刮目。
    文学(小説)
  2. 『アサッテの人』表紙
    メタ的な構造も、「ポンパ」で定型を破ろうとしてまた凡庸に陥ってる登場人物も、真新しい小説表現ではない。ただ口に出してみると響きの楽しい言葉、というなら「あああるよね」というくらいの追想が落しどころか。
    文学(小説)

諏訪哲史の新刊・近刊

  • 種村季弘/諏訪哲史『種村季弘コレクション 驚異の函』表紙
    種村季弘/諏訪哲史
    2024-02-13
    筑摩書房 ちくま学芸文庫
    怪物の誕生を辿る畢生の名作「怪物の作り方」、ペテン研究の白眉「ケペニックの大尉」等、世界の不思議を追った〈知の怪人〉種村季弘の粋を一冊に。
  • 諏訪哲史『スットン経』表紙
    諏訪哲史
    2021-12-24
    風媒社
    昭和の文学少年、現代を斬る!大好評コラム、中日新聞『スットン経』、毎日新聞『そうの日うつの日』他から、鋭く、面白く、懐かしい話たちを満載。
  • 諏訪哲史『紋章と時間 : 諏訪哲史文学芸術論集』表紙
    諏訪哲史
    2018-03-23
    国書刊行会
    「時代錯誤な芸術至上主義者」を自任する著者が、“マイナー文学”を論じ、“聖”澁澤龍彦、“怪人の師”種村季弘を始め、カフカ、ランボー、村上春樹...