大江健三郎『見るまえに跳べ』レビュー

書誌情報

大江健三郎『見るまえに跳べ』表紙
見るまえに跳べみるまえにとべ
1958/10
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:奇妙な仕事 / 動物倉庫 / 運搬 (ほか)

レビュー

動物が殺されすぎる前半からロシア文学みたいに饒舌な後半へと色合いがグラデイトしていくのだが、変化のない道を歩くのに疲れた滞留感がある。中段に置かれた表題作も低い雲と湿壁がどこにも逃げ場がないと囁いて。
読了:2004/10/03

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