宮本輝『ひとたびはポプラに臥す 4』レビュー
書誌情報
ひとたびはポプラに臥す 4
1998/12
NDC:915 | 文学>日本文学>日記 書簡 紀行
目次:第11章 河を渡って木立の中へ / 第12章 死をポケットに入れて / 第13章 生の学理的強奪
レビュー
滞在することよりも移動し続けることのなかに、己の背中を凝固させようとしているのだなと改めて思う。クチャからカシュガルへの行程、前も後ろも地平線までゴビという道を一人歩く男に重ねて視るのはこの上の彼岸。
読了:2004/10/24