保坂和志『明け方の猫』レビュー

書誌情報

保坂和志『明け方の猫』表紙
明け方の猫あけがたのねこ
2001/09
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:明け方の猫 / 揺籃

レビュー

夢の中で猫になっていた。慣れない手足を動かしては発見する新たな知覚。思考することが目的の小説なので、猫の歩幅で読者も世界の広さを思考することになる。記憶は何に凭れる? 「揺籃」は保坂には珍しく幻惑的。
読了:2005/04/02

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