松浦寿輝『そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所』レビュー

書誌情報

松浦寿輝『そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所』表紙
そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所そこでゆっくりとしんでいきたいきもちをそそるばしょ
2004/11
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:黄昏の疲れた光の中では凶事が起こる / 冷たい深夜の孤独は茴香の馥りがする / 猿と記号の間に過剰な言葉が繁茂する (ほか)

レビュー

緊密な連作を想像させる造本イメージよりはもうちょっと振れ幅のある短編集。普段使わない領域を弄ってくるような文体に酔いながら、気づけばモノトーンの世界にどっぷり浸かってる。冒頭の銅版画の印象が最後まで。
読了:2009/10/23

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