セーヌ河岸にほど近い、とある細い通りにその画廊はあった。あれはシンポジウムだったか何だったか、スケジュールの詰まった慌しいパリ滞在の途中に半日ほど暇ができて、......
パリの画廊。主人公はそこでフィリップ・モーリッツの銅版画に出会い惚れ込みます。この本の装丁にも使われているものですね。
「パリのセーヌ河岸」と言うと世界遺産でもあります。ノートルダム大聖堂などがあるパリ中心部を流れるあたり。画廊もそのへんにはいくつでもあるようですが作中の画廊がどこにあたるのかは正確には分かりません。画廊、閉めちゃうしエピソードでもあるしね。
掲載日:2009-10-23