筒井康隆『敵』レビュー

書誌情報

筒井康隆『敵』表紙
てき
1998/01
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:朝食 / 友人 / 物置 (ほか)

レビュー

一人気ままな余生を送る老人の日常。章毎にそのこだわりに満ちた身辺を「全部文章化する」勢いの執念的描写で追い詰める。平和で甘美な妄想生活が「敵」の襲来によってわやになってゆく雪崩落ち感はやっぱり上手い。
読了:2002/05/01

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