池澤夏樹『マシアス・ギリの失脚』レビュー

書誌情報

池澤夏樹『マシアス・ギリの失脚』表紙
マシアス・ギリの失脚ましあすぎりのしっきゃく
1993/06
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:マシアス・ギリの失脚

レビュー

親日家の独裁者が支配する呪術的南島。日本からの慰霊団を乗せたバスが突然消滅し、独裁者は島の霊力に沈み始める。遠い祝祭。広大でシビアな物語世界に、バス・リポートの軽妙さが救いだが、それゆえ救いなく重い。
読了:1997/07/01

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