大江健三郎『芽むしり仔撃ち』レビュー

書誌情報

大江健三郎『芽むしり仔撃ち』表紙
芽むしり仔撃ちめむしりこうち
1958/06
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:第一章 到着 / 第二章 最初の小さな仕事 / 第三章 襲いかかる疫病と村人の退去 (ほか)

レビュー

感化院の少年たちが疎開した山里に疫病が発生、村人たちに見捨てられ閉じ込められたできそこないたちの絶望と怒り。この柔軟な(それゆえ壊れることのない)壁の圧迫感と陰鬱さを楽しめる人には割と読みやすいだろう。
読了:2000/09/01

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