「ゲーム好き」ということが何かを代表するか

近況報告

「事件」の容疑者が「ゲーム好きの少年」って。「ゲームが好きだった」ということがその異常性を象徴するとでもいうような文脈で報道されることがございますね。なんだかやるせないのでゲームの話をします。

いまHalf-Life2というゲームをやってます。PC用のFPS(一人称シューティング)ですね。4Gamerの記事なんかを読んで「絵がすばらしい」という評にちょっと興味を惹かれてたところ、上司の薦めなんかもあったりして始めたんですが、これがめっぽう面白い。連休もずっとやっていて、ようやく終盤に。

自分目線でリアルすぎる世界を歩くんですが、感情移入というか自分の体験としてゲーム内のモノに触れられる感覚、他では得がたいものがあります。

例えば鉄橋の骨組みの細っそいとこを歩いて渡ったりするわけですよ、遥か下方に海面が見えてですね、落ちたら即死、「足がすくむ」という思いをゲーム内で味わえるとは思いませんでしたよ。自分が高所恐怖症だったのだと初めて知ったというか。

でね、敵を銃で撃ったりもするのですが、これは平気。人型の敵に向かってライフルやショットガンをぶっぱなして壁に血しぶきが散っても、鉄骨を裸一貫で渡るシーンに比べたらまったく平気。これどうなの。

いろんなゲームで「敵を殺す」そういうシーンはデフォルトだからね。飽きるほど見てる。だから平気です。あまりよろしくない方向の話だとも分かってますんで、こちら側に留まりますけれどね。えーと。何言うつもりなんだっけ、そうそう、ゲームのやりすぎで現実と虚構の区別が付かなくなって・・・という言い方が出てくるとしたらやだなぁと。ゲームがすごく好きだけど凶悪な事件を起こしたりしない僕のことを、どんな聖人君主と評してくれるのかと。そういうことです。