本の話、旅の話もときどきある日常の事柄たち。そう言ったほうが通りがよさそうなのでブログと言っておきますが、更新頻度は低めです。
2009年06月21日
ようやく村上春樹『1Q84』を読めました。
いろいろ憶測が流れてはいますが、どう見てもこれは続編があるでしょ。いろんな問題がなにも解決してない、このままで終わりにしちゃうような不誠実なことはしない作家のはず。
そう思うがためにこの「BOOK 1」と「BOOK 2」だけで評価をするのがなんか辛い。状況の設定、説明だけで終わってる気がするのですね。その状況がどう動くのか、まで入ってない。それはきっと次であって、そこまで至って初めて「すごい!」と叫べるのかもしれんなぁと。
端的に言ってあまり1&2では「すごい!」と叫ぶことがないまま終わったということなのですけれど・・・。続編に期待、と言うのは読者としては不誠実なことですか。
しかし、どうしてこうも社会現象的に騒いじゃったのか分からないんだけれど、村上春樹をはじめて読むのがこの本、というのはあまりよいチョイスじゃないような気もします。「春樹の本はかかさず読んでます」って人たちだけで静かに読めばよい作品かも。
2009年05月14日
これすごいニュースですね。あちこちで騒がれててどのへん参照リンクすればいいのか分かりませんがこのへん。
出版連合のブックオフ株取得、狙いは漫画本か - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/13/news085.html
主婦の友社を取り込んだりと最近の大日本印刷の動きには驚かされ続けてます。何やってんのか気づいたころにはもう四隅取られてるとかなんか怖いことになりそうな気もします。
というかこういった動きでびっくりさせられるくらい、出版業界が静かすぎるのですよね。出版不況と言い続けながら身じろぎもせず傾いてゆく業界の方が異常でしょ。「Googleが来たー。わー」って言ってるくらい?
そういう意味では、「業界全体の共存関係を構築し、成長を実現するため」という説明がなんとも嘘くさいのですけど、本件は注目しておくべき動きですね。
勝手な動きをさせないために、中古本市場を押さえつけにかかるのだろうか、なんて寂しい話もある。でも、現在、売れ残った本を安売りでさばくということが再販制のなかでは大っぴらにできないわけですけど、ブックオフ経由ならそれができちゃうとかそんなことありえたりするの? 再販制はママで? とか分けわかんなくなっていくほうがおもしろいで、そういった業界の再編を期待してます。
2009年05月07日
ゴールデンウィークいかがお過ごしでしたでしょうか。僕はいわきから水戸のほうへ行ってきました。地味。しかも磐越東線と水郡線に乗ろう、というのが当初目的だったりするので、何がしたいのかよく分からない旅だったりします。
今回は素早く旅行記として公開しました。茨城県は初UPとなります。
この調子で。
2009年05月01日
地図ズームするとそれにつれて細かなアイコンが増える、なんてことやるにはどうしたらいいのーと勉強モードで。自分で言うけどなかなか楽しい作りになって無意味に寄り引きしたくなります(といっても3層しかないけど)。
個人の旅行記でこんなインデックスが要るかというと要らないのですけど、誰が最も活用するかといえば私です。あー、あのエリア最近行ってないな、今度行こう、というような。都道府県別では、まだ旅行記中で訪れてないエリアは秋田、茨城、埼玉、東京、山梨、石川、香川です。旅行記書けないくらい古い記憶だったりする県や、身近すぎて書いてない県とか混ざってますが、これらも旅行記として全県埋めるのがこれからの仕事ですね。
じゃ連休でこのうちのどこか行くことにしましょうか。
2009年04月25日
ずっと、川上弘美のエッセイ集だと思いながら読んでたんですよ。通勤電車のなかで。下記のようなエピソードが書かれています。
「旅する本」――古本屋で自分が売った本に、旅先で何度も出会う。
……おもしろい話だね。卒業旅行はネパール一人旅だったのね。
「だれか」――タイのバンガローで、旅人が置いて行った片岡義男を読む。
……片岡義男……。イメージがアレなので僕は手に取ったことないけど。
「手紙」――宿にあった詩集に、女の手紙が挟まってて思わず読んでしまう。
……んー、遺書? そんな手紙公開していいの?
「彼と私の本棚」――男と別れ、二人ぶんの思い出が詰まってる本棚から自分の本だけを段ボールに詰めていく。
……なんだこの生々しさは。泣く。
「不幸の種」――台湾の占い師にすぐ捨てろと言われた不幸の本を捨てなかったりして。
……台湾の占い師に言われたら、私はすぐに捨てます。
「引き出しの奥」――私はやりまんと呼ばれてる。
…………ちょっと待ってくれ。
ん、ん?と思って思わず表紙を見ました。もう全体の半分に至ってるのですが、ここに来てようやく気づきました。これは川上弘美のエッセイ集ではなく、角田光代の短編小説集でした。新潮文庫『さがしもの』(単行本時のタイトルは『この本が、世界に存在することに』)。
たしか会社へ出がけに、どっちを鞄に入れようか迷ったんですよね。これと、川上弘美のエッセイ『なんとなくな日々』、2冊の文庫手にとって、迷いつつ「もう出ないと時間が」とか思ってえいやって鞄に片方入れて、出かけたんです。うっかり川上弘美を持って出たつもりで角田光代でした。
なんというかすごく驚いた。別の作家の作品だと思いながらこんなに(文庫で100ページくらい)読み進んだのは初めてです。角田光代にも申し訳ないし川上弘美にも申し訳ない感じです。作風もあんまり似てないはずですよね……。
あ、でもこの『さがしもの』は、「本が好き」な人にはすごくぐっとくるエピソードが詰まった、良作です。おすすめ。って説得力ないですか。
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