大江健三郎『未来の文学者』

書誌情報

  • 未来の文学者みらいのぶんがくしゃ
    大江健三郎おおえけんざぶろう
    2023-10-30
    岩波書店 新装版 大江健三郎同時代論集 8
    渡辺一夫の死後、著者は道化=トリックスターの精神の技術に導かれ、小説の両面価値的力を捉え直す。再生の主題へむかう転換点。
    恩師・渡辺一夫の死後、著者はメキシコ・シティーで「猶予期間」を過ごす。そして道化=トリックスターの精神の技術に導かれ、小説の両面価値的な力を方法として捉え直していく――。国外で弾圧を受ける詩人・作家に連帯しながら、未来の文学、「再生」の主題を構想する、『ピンチランナー調書』『同時代ゲーム』にいたる転換点。

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